夕刻。とても天気がよかったので、
どかんと大きな夕日が海に沈むのを見た。
真っ暗になると、
細い細い月が、空にすっと弧を描く。
夜、なんとなく整理のつかない気持ちと、MacBookを持って、
階下のインターネットフリーラウンジへ降りる。
サンディエゴから来た大学生の男の子が現れた。
"Hi!"を皮切りに、すっかり話に花が咲く。
彼は「早口でごめん」と、彼のスピードで話す。
私は間違えながら、私のペースで話す。
彼は私の言わんとすることを集中して聞く。
私は彼の早口を集中して聞く。
言わずと察する文化と、言わなきゃわからない文化。
育ちの違い、言葉の壁。それらを難なくクリアするのは
相手への興味につきる。好奇心が相手の周波をキャッチする。
好きからはじまるコミュニケーションは、
旧知の友人、新しい出会いに限らず、
お互いの心をアクセスフリーにする。
あらためて、人のエネルギーはすごい。
何度も会話で手を止めながらこれを書き終える頃には、
いつの間にか、整理のつかない気持ちはゴミ箱へ。
ALOHAな一期一会で、一日が幸せに終わった。
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