先週末、おばあちゃんの弟が突然
「姉さんに逢いにきたよ!」と言って
おばあちゃんに逢いにきたらしい。
何年ぶりだっただろう。
おばあちゃんもおばあちゃんの弟も、
介護施設に入って以来、もうずっと
長いこと逢っていなかった。
おばあちゃんはよっぽど嬉しかったみたいで、
「それでね、おしゃべりしたんだよ。」と、
鮮明に覚えている夢を家族に打ち明けた。
そう、それはおばあちゃんが施設でうとうと昼寝を
していたときのこと。
そしてその日、弟が亡くなったという報告を
聞く前のことだった。
本当に逢いたいという願いは聞き届けられる。
その話を聞いてみんな驚いてしまうほど、私たちは、
本当は何も知らずに生きているんだろうなと思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿