2009年6月1日月曜日

初もの


こだまスイカを食べた。
甘くて美味しい。

雨天の蒸し蒸しした気候に、
このみずみずしい清涼感。

子供の頃はあまり好きじゃなかった。
種が面倒くさいから。
黒いのだけでも邪魔くさいのに、
白くて未熟なのが連なってたりすると
もう、煩わしさ倍増。

かといって、種を食べると
へそから弦が伸びてくるって聞いてたし。

寝際にたくさん食べると、
おねしょするぞって聞いてたし。

中心が甘くて皮に近づくほど無味なのも
なんだか残念な感じがしてた。

でも、大人になるとそんな理不尽も
勝手な理由をつけて納得できるようになる。

たとえば。
種があることでスイカ用スプーンが売れたとか、
スイカの利尿効果で代謝促進だとか、
外側の実が無味なのは、カブトムシと
共存するためだから仕方ないとか。

大人は想像のコントロールで
いくらでも幸せな人生がおくれると思う。
逆もまたしかり。

どっちがいいって、
やっぱり美味しい方がいい。

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