2009年6月29日月曜日

歌舞伎デビュー 其の1

六月大歌舞伎、千秋楽。
夜の部を観に、東銀座へ。

あの大きい銭湯みたいな建物が
取り壊される前に、念願が叶った。

今年一年間はさよなら公演で、
毎月豪華な顔ぶれ。
今日も超満員御礼の人、人、人。

歌舞伎通の友人に連れられ、いざ中へ。

イヤホンガイドを借りたり
パンフレットを買ったりしていると、
あっという間に開演時間。

門出祝寿連獅子(かどんでいおうことぶきれんじし)
で幕開け。松本幸四郎さんの孫、
金太郎君の襲名披露公演で、
三代揃って連獅子を演じる。

金太郎君、若干4歳。
ものすごくかわいい。

私の歌舞伎デビューが、
この小さな役者さんのデビュー公演だなんて
とっても嬉しい。

親獅子、仔獅子、孫獅子が
頭をぐるんぐるん回す、一番の見どころ。

金太郎君、目がまわってクラっとよろめくのを、
後見のおじさんが後ろからさっと支える。
舞台から客席から固唾を飲んで、みんなで見守る。

歌舞伎がこれほど一体感を感じる舞台だとは。

こんな小さな子が、大舞台に凛と立つ
度胸だけでもすごいのに、
もう人を惹きつける芸を披露している。

世襲の極みと言える歌舞伎の世界、
すごいね。

2 件のコメント:

りえ さんのコメント...

イヤホンガイド、ほんとに便利だと思わない??

私だけかもしれないけど、観客席から、合いの手をさ、絶妙のタイミングで入れる人、(大体おじさん・・)すごいと思わない?

通だわ・・と思うよ。はははー。

ALOHA さんのコメント...

イヤホンガイド、あっぱれだね!
そして合いの手もほんと絶妙!
すべてに一体感があって面白いよね!