2009年7月28日火曜日

おじいちゃんと納涼祭

日曜日。祖父のいる、
老人ホームの納涼祭へ。

到着すると、おじいちゃんは
お祭りのはっぴを着て、
車いすにちょこんと座って待っていた。

おじいちゃん、92歳。
私の人生の約3倍生きている。
私より3倍以上聡明で、
私の何十倍も忍耐力がある。

私が幼稚園にあがる前から本が読めたのは、
おじいちゃんのあぐらの中に座って
気が遠くなりそうなくらいスローな音読を
じっと聞いてもらったおかげだ。

というわけで、おじいちゃん大好き。

盆踊りに和太鼓に、
小じんまりながら和やかな夕暮れのお祭り。


都心と違って、日が陰ると風が涼しい。
私はビール片手に枝豆、おじいちゃんはカレー。

車椅子を押して、射的コーナーへ。
そこで、とても要介護とは思えない腕前にびっくり!
アンパンマンにびしばし命中。すごーい。
さすが戦争経験者、構え方からしてちがう。
脱帽。

おじいちゃんが長い人生で経験してきた
苦労に比べれば、私の一大事なんて
ヘソでお茶が300杯くらい沸かせるくらい、
とるに足らないものばかり。

・・・恥ずかしいね。
自慢の孫になれるよう、がんばらなくちゃ。

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