Hole in one！

土曜日、両親と父の友達とゴルフへ行った。

とってもいいお天気！
地面のところどころに彼岸花が咲いていて、
空中にはトンボがたくさん飛んでいる。
秋だなぁ・・。

「ほら、すっかり秋の雲だよ！」と空を指さす父。

「小学生のとき、夏休みの宿題で、
お父さんは雲の写真を撮ってたんだ。」

へぇ～。ずいぶん小粋な小学生だったのね。

私の夏休みの自由課題といえば、
小学6年生のとき、9割くらい母に作ってもらった
壁掛けを提出して、それを中学1年生のときにも
提出したことくらいしか思い出せない。

父の白いボールが秋雲にとけて、
グリーンのピン奥に落ち、
そこからバックスピンでピンへ転がった。
ころん。

入った！

前の組と家族とおさななじみが見ている中、
父はホールインワンをだした。
実際に見ると感動する。
やった本人は有頂天にちがいない。

興奮冷めやらぬ次のラウンド。
父はさっきのホールインワンボールを
OBであっという間に無くした。

物は残らないけど経験はずっと残る。
さすが還暦、背中で語る。

芝生の上に、小さなテントウムシ発見。
グリーンに赤が映える。自然の色ってきれいだ。
それを指先にのせてみる。かわいい。
幸運キャラクターに選ばれるのもうなずける。

母が虫に刺された。
かゆいよ～、という母に、父は自分のゴルフバックを
ごそごそ探して、なにかを取り出した。
虫よけスプレー。
「刺された後じゃなぁ。」と、またしまう。

ゴルフは楽しい。ゴルフ以上に楽しい。

帰宅後、父はいそいそと地元へ飲みに出かける。
今宵のお酒は、ひときわ美味しいでしょうね。

さ、父は一晩で何回「ホールインワン」って言うかな？