顔を出す。このパーティーは3日間続く。
今宵はイタリアの家庭料理、バーニャカウダ。
めちゃ美味しい。
月が湖面に道をつくる。
庭のガゼボで、ミニコンサート。
顔ぶれもだいたい同じなので見慣れてきた。
それでもやっぱり知らない人だらけで疲れたので、
友人を残し、近所の散歩にでかけた。
日が落ちると、いっぱしに冷える。
しっかり厚手のブルゾンを借りて着ていて丁度いい。
湖対岸の街の明かりがきれい。
東京の目映さとは対照的。
散歩から戻ると、パーティーはお開きの時間で、
そのまま友人と帰宅。
夜はDVDを観ることに。
「"The woman in the dunes"は観たことある?」
「いいや。」
知らない、と思ったら安部公房の「砂の女」だ。
原作を読んだことがある。
主演の岸田今日子が若いこと!それもその筈、
1964年、私が生まれるずっと前の日本の映画だ。
友人はArt movieとしてこれを所有していたけど、
原作に負けず劣らずの不気味さで、
まさにArtと言えるいい作品だった。
今でも、世界を魅了するのは、
こういったミステリアスな日本の
圧倒的な美と成熟した文化の結晶だろう。
TV、インターネット。世の中が
「わかりやすい映像」で溢れ、
イマジネーションの余地が無い現代の日本人は、
それをこれからも枯渇させること無く
維持して発信していけるんだろうか。
異国で日本の美に触れた余韻で、
そんなことを考えながら眠りにおちた。
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